海老名サービスエリア（上り下り）おすすめグルメ＆お土産

東名高速道路「EXPASA海老名（海老名サービスエリア）」の、ここならではの美味しいグルメ、お土産、おすすめスポット等の情報を、上り線＆下り線それぞれに分けて紹介していきます。

 

海老名サービスエリア上り線（東京IC方面）

おすすめグルメ

海鮮丼 がってん寿司の「特大アジフライ」

関東を中心に展開する回転寿司チェーン店「がってん寿司」の海老名SA店。通常のお店は回転寿司ですが、サービスエリア店では「海鮮丼」をメインに提供しています。

…ただ、こちらのお店でおすすめしたいのは、海鮮丼ではなく「アジフライ」。

サービスエリアでアジフライ？ と思ってしまいますが、もちろん、普通のアジフライではなく、ここならではの特徴があるからこそオススメできます。

実物を見るとすぐ分かる大きな特徴が、普通のアジフライと比べて圧倒的にビッグサイズになっていること。その巨大さは「これは鯵なのか？」と疑う人が出てくるほど。しかも、1枚でも巨大なアジフライが定食では驚きの2枚入り！ 値段は1,080円と、定番定食メニューとしてはやや高めですが、ボリュームを考えると割高な感じは全くしません。

サイズが大きい分、大味になってしまう事もなく、しっかり深い味わい。サクサクした衣とフワッとした中身。ただ、でかくてインパクトがあるだけではなく…ちゃんと味の評価も高めな所が、おすすめできるポイントです。

「海老名SA上りに、美味しい巨大アジフライがある！」という事で、テレビ番組でも何度も取り上げられる、海老名の名物グルメになっています。

壱八家 ～富獄～のラーメン

本記事に追記した時点で、まだオープンしたばかりのラーメン店。「壱八家」さんは、横浜家系ラーメンのお店で、神奈川県内で有名な家系チェーン店です。

横浜発祥の家系ラーメンは、濃厚なスープ、太くて短い麺、海苔などのシンプルなトッピングが特徴ですが、壱八家さんは家系ラーメンの中でも「これぞ家系」という感じのスタンダードなスタイル。

スープは家系によくあるコッテリな豚骨ではなく、あっさり食べやすい部類に。

もともと万人ウケしやすいスープですが、サービスエリア店ではよりクセのない仕上げになっているようで…食べ慣れてる人からは逆に物足りなく感じるかも。（サービスエリアに合わせて、より大衆的な味にしてる？）

麺は市内の各店で提供しているものと同じものを使用していて、太麺＆短めの家系らしい麺になっています。麺やトッピングは家系本来の形、スープは飲みやすさを重視したのが、サービスエリア版「壱八家」さんの特徴と言えるかも。

…ちなみに、海老名SAにはもう１店、「らーめんたいざん」というラーメン専門店も。

こちらは神奈川県にある「らぁめん大山」が海老名SAに出店している店舗です。「二郎インスパイア系」というジャンルに分類され、本家ではなく、二郎系ラーメンを再現したラーメンも食べれる所。

サービスエリア店の「らーめんたいざん」では、夜10時〜朝5時まで時間限定で「大麺」と呼ばれる二郎風のラーメンを提供しています。

ただ、こちら。二郎ファンからは、ちょっと辛辣なコメントもちらほら。

そもそも二郎系ラーメンは、1杯600円程度とベースの値段が安くて、チャーシュー（「ぶた」と呼ばれる）、もやし等のたっぷりの野菜もトッピングできるのが魅力。

…それと比べると、「らーめんたいざん」のラーメンは、1杯1,000円以上もするサービスエリア価格になっていて、盛り付けも本家に比べるとそこそこな感じ。どうやら、そんな部分が辛辣コメントに繋がってるようです。

そこまでマニアでもない人からは「普通に美味しい！」との声も聞かれるので、次郎風がどんなものなのか、軽く試してみたい場合には食べてみるのも良いかも。

（追加情報：炒飯は作り置きのようで美味しくないのコメント多数、ラーメン注文のみで良さそう。一部、店員の接客態度が気になる…等の声も。サービス面を気にしなければあり!？）

FRENCH TOAST LONCAFEの「フレンチトースト」

LONCAFE（ロンカフェ）さんは、江の島に本店があるカフェで「日本初のフレンチトースト専門店」のお店でもあります。

江の島の頂上にある観光植物園「サムエル・コッキング苑」施設内のカフェで、展望抜群のテラス席から海を眺めながら食事もできる、ロケーション的にも最高なスポット。

江の島を代表する地元でも有名な所なので、本店はかなりの行列ができる事もあるそう。

そんな人気のカフェが海老名サービスエリアにも出店していて「江ノ島本店ほど並ばなくても同じ味を楽しめる！」という、ちょっと穴場的なスポットになっています。

ロンカフェ、オリジナルソースにじっくりつけ込み焼き上げたフレンチトーストは、カリカリとした食感＆トロトロ仕上げが特徴。甘さは、やや控えめな感じです。

実際に食べた人の感想は、共通点が多く「良い値段なのにサイズが小さい！…けど、めちゃめちゃ美味しい！！」という口コミが大多数。（これは、江の島本店、サービスエリア店どちらも同じ感想）

人気ナンバーワンはクリームブリュレ乗せの「濃厚クリームブリュレ」ですが、こちら単品で950円と、なかなか強気の値段ですが…

サービスエリア店には本店側にはないメニューとして、ほぼトッピングなしのお試し版的な「シンプル（680円）」もあり…  江の島の行列店の味はどんなもの？ 量は少ないけど美味しいらしい…みたいに、思わず気になってしまう人は、「フードコートでのデサート用」として注文してみても良いかも。

（ロンカフェさんでは、BLTサンド等も販売していますが、こちらはフレンチトーストとは違ってかなりボリューム大！評判も、なかなか良かったです。）

PAOPAOの「海老名まん」

続いて「食べ歩きグルメ」のおすすめ品を紹介。 デパ地下等でもよく見かける、肉まんや焼売などの点心系メニューを販売するPAOPAOさんでは、海老名SA限定メニューとして「海老名まん」を買う事ができます。

食べたらすぐ分かるほどに、たっぷりの海老がゴロゴロ。さらに、生地にも干し海老が練り込んであります。

そのため熱々を頬張ると、まず口いっぱいに海老の香りが広がり、その後、海老のプリプリとした食感も楽しめる…という、ちょっと贅沢な中華まんになっています。
（お値段1つ270円。2個買っても、さっきのフレンチトーストより安い!？）

海老名のPAOPAOさんは、店横にオープンキッチンがあり目の前で製造販売。サービスエリアにいながらにして、作りたて＆出来たての美味しい中華まんが食べれる点も魅力ですね。

おすすめお土産

箱根ベーカリー の「海老名カレーパン」

海老名サービスエリアと言えばコレ！…という、 全国的にも知名度が高い名物はメロンパンですよね。

上り線でもメロンパンの販売はありますが、海老名メロンパンの「本家」として有名なのは、下り線の「ぽるとがる」の方。有名所のメロンパンを買いたいなら、やっぱり下り線を選びたいです。

…ただ、上り線には下り線にはない名物パンも存在しています。 それが箱根ベーカリーさんの「海老名カレーパン」！

箱根ベーカリーは、神奈川や静岡に５店ほどのお店を構える「街のパン屋さん」。そして、海老名SA店限定で販売されているのが「海老名カレーパン」です。

カレーパンで海老フライを挟みこんだだような、他で見かけない独特なフォルム。まわりにはコーンフレークの衣をたっぷりまとっています。

中身のカレールーは大人も子供も食べやすいマイルド仕上げ。あえて、やや少なめに入っています。ザクザクの衣、海老フライの風味、やや少なめのルーが三位一体となって…絶妙なバランスのオリジナルなカレーパンを作り上げます。

「海老名上りに寄ったら必ず買う！」という人もいるほどの人気のパンは、ここでしか買えないお土産品としてもぴったり。

世界一のアップルパイ　鎌倉 mille mele（ミレメーレ）

「mille mele（ミレメーレ）」さんは、行列のできるアップルパイ専門店。

鎌倉の本店＆支店の２店舗。そして、ここの海老店と合わせ合計３店舗しかなく、どこでも買えない…という店がまず希少です。また、色々なテレビ番組で何度も紹介されている事からも注目度の高さが伺えます。

専門店ならではのこだわりが、「パイ生地に発酵バターを使用」「カスタードクリームは、豆乳を乳酸菌で発酵した豆乳チーズクリームと合わせたオリジナル」「大きめカットのリンゴ」等。ミレメーレさんのこだわりでもあり、アップルパイの特徴とも言えますね。

「ちょっと高いけど（1個 430円）、買う価値のあるアップルパイだった」「感動して、びっくりするぐらいの美味しさだった！」という好意的な声がある一方で…「世界一は、言い過ぎでは？」という声も散見。

「世界一」を店名に入れてる理由は、ミレメーレのアップルパイを考案しイタリア人シェフ「マルコ・パオロ・モリナーリ」さんに由来しています。

マルコさんは「世界パスタコンクール」で優勝後、 30年間にも渡り1位の座を保持し続けた…という経歴を持つ他、「イタリア料理グランプリ」「世界お菓子大会」「ジェラート世界大会」等、数々のコンクールで優勝経験（世界一）があるすごいお方です。

そのため、店名に「世界一の…」とつけているようなのですが、この辺の経歴を理解してないと、単純に「何かで世界一に選ばれたアップルパイ」のように勘違いしてしまう可能性があったり…

そもそも「世界一」という言葉はキャッチーなワードでありながら、変にハードルを上げすぎてしまう「諸刃の剣」だとも思えます。

口コミを見る限りでも、無理に「世界一」という言葉は使わない方が良いのでは？と感じれるのですが…

ちなみに、街中にある類似店として「RINGO」さん なんかも有名ですが、比較した時に「ミレメーレの方が美味しい！」という人もいれば、「RINGOの方が好き！」という方もいて、 割と好みが分かれる印象でした。

（林檎のゴロゴロ感好きならRINGOさん。カスタード好き＆クリームたっぷり好きな人はミレメーレさんという感じ。）

注目スポット

ショッピングモール並の数々の店舗、まるで空港のような建物、ずらりと見渡す限りの車が並ぶ駐車場などなど、日本で最大規模のサービスエリアと言っても過言ではないEXPASA海老名ですが… 意外にも建物以外の施設数は少なめ。

建物があまりにも巨大なため、ちょっとした広場も作れないほどに ぴっちりと敷地内を建物が埋めてしまっているからです。（駐車場もぴっちり）

設備的な部分を見ると、当然、「ぷらっとパーク」は設置されているので一般道路側との徒歩での行き来が可能。ぷらっとパーク駐車場は、第1〜第3まであり、全部合わせると91台もの車を停める事ができます。これは、東名高速のぷらっとパークで最も駐車台数が多いです。（ちなみに、海老名下りのぷらっとパークは13台だけ。）

また、EV急速充電スタンドは合計3台設置。東名高速で設置している箇所は、普通は1台だけ、2台設置してある所はEXPASA足柄だけなので、3台も設置されている海老名が、やはり規模の大きなサービスエリアなんだと分かりますね。

ドッグランはナシ！だが近くに公園はある

すでにお伝えしたとおり、海老名SAは巨大な建物で敷地のほとんどが埋まってしまってるため、他のサービスエリアには当たり前にある「ドッグラン」もありません。

ドッグランはありませんが、実は、すぐ近くに「大谷近隣公園」という公園があります。いわゆる街中のごく普通の公園なのですが、一般的な公園よりもちょっとだけ広め。また、犬の散歩に訪れる人も多くワンちゃんと一緒に利用しやすそうな場所です。

ドッグランではないので、あくまでリードをつけてのお散歩という形になりますが、ほとんど広場もないサビスエリア側より、こちらで遊ばせる方がワンちゃんのストレス発散にもなりそうですね。

（ご近所の皆さんは、普段から、しっかり散歩マナーを守って利用している様子。こちらも一般的なルールはちゃんと守りたい所。）

…さて、実際に海老名SAからこちらの公園を利用したい場合ですが、行く道順に注意する必要があります。

大谷近隣公園は、こんな風に見える海老名SAのぷらっとパーク側の出口↓

ここから出て徒歩すぐの場所にあるのですが、ワンちゃん連れだと、そもそも建物内にペットを連れ込めないため裏口は使えません。（出入り口に、ペット禁止のシールが貼ってあります。）

そのため、EXPASA海老名の建物を迂回するように、回り込んで公園に行く必要があります。ルート的にはこんな感じ↓

ちょうど、EV急速充電スタンドがある付近までワンちゃんと徒歩で移動。そうすると一般道路側に抜けれる扉があります。（銀色の扉の右横に一般道路の景色が少し見える）↓

裏側（一般道路側）から見るとこんな感じの扉です↓

この付近に「ぷらっとパーク」の第２、第３駐車場もあり、一般道路に駐車してサービスエリアに入る人はこちらの扉を使う人も多いかも。

扉から外に出た後は、再びEXPASA海老名の建物がある辺りまで一般道路沿いをUターンするように進めば、大谷近隣公園付近（さっき見えてたEXPASA海老名の裏口付近）に到着します。

ちなみに、海老名SAの下り線側にはサービスエリア内に簡易的な「ワンちゃんとの散歩道」が作られていますが…

上り線から下り線側に移動するには、ここまでと同じルートで一般道路に出た後、さらに高架下をくぐって下り線側まで移動しなくてはいけません。
（高速上に見えてる、上り下り繋ぐ陸橋は一般利用は不可です。）

なので、わざわざ下り線まで遠回りで移動し「簡易的な散歩道」を使うぐらいなら、こちらの公園を利用した方が良いと思います。

 

海老名サービスエリア下り線（名古屋/小牧IC方面）

おすすめグルメ

豊洲食堂の「特大アジフライ丼」

なんだか上り線でも見たような気がしますが、気のせいではありません。

海老名では下り線でも「超巨大なアジフライ」を使った料理が名物となっていて、実際に人気も高いメニューです。

上り線下り線ともに巨大なアジフライと…ほぼ似たメニューですが、提供しているお店は全然別。上り線が回転寿司チェーン店の「がってん寿司」だったのに対し、下り線は豊洲市場から新鮮な魚を仕入れて提供している「豊洲食堂」というお店です。

こちら、都内を中心に鮮魚店を運営する魚耕（うおこう）さんプロデュースによるお店とのこと。

上り線のアジフライと比較してみると…上り線が「定食」なのに対し、下り線は「丼ぶり」での提供。

こちらの丼ぶり、まずご飯の上にキャベツを乗せ、その上に器からはみ出るほどの大ぶりアジフライが2枚ドーン！と乗っています。それぞれに、ソースとタルタルがかかっていて、レモン添えで味変できる形。味噌汁もセットです。

上り線もご飯と味噌汁のセットだったので、「ご飯の上にアジフライが乗ってるかどうか」の違いで、メニュー内容的には、ほぼ一緒です。（ご飯は白ごはんのままで、タルタルやソースはつけたくない！という好みの部分がありそうですが）

値段帯は上りが1080円なのに対し、下り線は1,180円と100円だけ高め。

そして肝心のお味ですが… 「衣サクサクで中はフワッとしている」「魚の臭みもなく肉厚で美味しい！」「サービスエリアのレベルを超えてる！」など、上り線と同じく高評価な口コミがかなり多めとなっています。

（補足）その他の飲食店について

海老名SA下りは、上り線以上にかなり膨大な数の飲食店舗がありますが、先に紹介した豊洲食堂さん以外では「絶対に食べた方がいい！」というメニューは、正直…あまりありませんでした。

「普通に美味しい」という無難なお店や、「ここは、ちょっと微妙」というお店が多い印象。一応、参考用に「それぞれのお店がどんな感じなのか？」を一覧で紹介しておきます↓

海鮮三崎港	回転寿司のチェーン店。どれも新鮮で無難に美味しいが特筆すべきものはなし。海老天を注文する人が多め。フードコートが混んでいてもゆっくり座って注文できるのが魅力。
うすいファーム	神奈川県厚木市の農場直売の豚肉専門店による「あつぎ豚」を使ったメニュー。現地の直売所の方は「お肉やソーセージが美味しい！」と高評価。一方、海老名SA店の方は「ブランド豚？」という感じで、肉の旨味よりも濃い味付けの方が勝つ様子。量は多めで「スタ丼」っぽい感じの丼ぶりもあるので、ボリューム重視ならあり。
なんつッ亭	焦がしニンニク油から作られる黒マー油が入った豚骨スープがベース。見た目は真っ黒、だけど意外にあっさりなラーメンを作る専門店。本店はラーメン好きも良く通う人気店だか、SA店はやや微妙。スープが薄くてコクを感じれない。麺はインスタント？ トッピングが冷たい等の声。サービスエリアのオペレーションに合わせすぎて、全体的に質を下げてしまっている!？
こめらく 海鮮茶漬けとおむすびと。	出汁をかけて食べる海鮮茶漬けが中心のお店。かなり具だくさんで、味も美味しい！との意見がある一方、値段はやっぱりSA価格で高いと感じる人も。肉厚な海鮮が乗っているとは言え、お茶漬けに1,000円以上出せるか？で好みが分かれそう。（実際に食べた人からは、値段分の価値はある！と感じる人多め。）
芝大門 更科布屋	本店は都営浅草線の大門駅前にあるお蕎麦屋さんで1791年創業230年の超老舗。そばの風味を感じるような「老舗店ならでは」を期待すると肩透かしをくらう事に。そうでなければ、普通に美味しい蕎麦。かき揚げがボリュームがあり、かなり甘めの出汁は好き嫌いが分かれる。
海老名 麺’s ROAD	全国各地の名物ラーメンが食べれるのがウリ。それぞれを一から完全再現するのは恐らく不可能なので、ブランド店が自社で作ったスープを製造販売する「PBスープ」を活用していると予想される。比較的高評価なのが「白河ラーメン」。一部メニューは「インスタントの方が美味しい…」との意見も。

 

海老名茶屋の「えびえび焼き」

…さて、おすすめグルメに再び戻って、続いては美味しい食べ歩きグルメを紹介。

海老名茶屋の「えびえび焼き」は、見た目は完全に「たこ焼き」ですが、中身の具材は海老名サービスエリアの名前にちなみ、海老を使ってるのが特徴です。

タコが海老になっているだけではなく、海老との相性が良いマヨネーズも入ってるのが特徴。組み合わせそのものはエビマヨのような感覚であり、こんがりと焼き上げる事で海老グラタンのようにも感じられます。

えび焼きそのものに味がついているので、一応ソースは付属されてますが、まずは何もつけず、そのまま食べるのがおすすめ。海老のエキスもしっかりと生地に馴染んでるので、実際のところ「何もつけない方が美味しい！」という人も多いです。

テレビや雑誌でも取り上げられる事が多い海老名の名物品ですが、単純にこの味が好きでリピート購入している人もまた多数存在している実力派メニュー。

SASTAR２の「東京ばな奈ソフトクリーム」

東側のショッピングコーナーにあるSASTAR２内で販売される、海老名SAの新しい名物グルメがこちら。東京土産の代表「東京ばな奈」が、まるごとソフトクリームになっています。

東京ばな奈は誕生してから30周年になるそうで、それに合わせて新しく開発した？ （記念に作ったとは言ってない。）他では食べれない、海老名SA下り限定のソフトクリームに。

東京ばな奈の中に入っているバナナカスタードの味を完全再現したそうで、バナナならではのコクとなめらかさを感じる味わいです。最初はカメラ映え目的で買った人からも…「意外に、味もうまっ！」と美味しかったの口コミ多数。

ちなみに同店では、これまた同じく海老名限定の「東京ばな奈カレーまん」というトリッキーな商品も販売。

「カレーまん」の中に隠し味としてバナナを入れてるのが特徴なのですが、実際に食べた人からは「普通に美味しいカレーまんだった」「言われれば、皮にほんのりバナナの香りがするかも!？」と、そこまでバナナ風味は感じず、無難な味になっているようです。

おすすめお土産

ポルトガルの「プレミアムメロンパン」

海老名SA下りの名物であり、全国的にも知名度が高いメニューと言えばメロンパンですよね。

上り線の箱根ベーカリーでもメロンパンが販売されているので、海老名SAに初見で来るとややこしいですが、名物であり本家は下り線側「ぽるとがる」で販売されるメロンパンです。

もともとは、バスガイドさんが紹介したのをきっかけに徐々に知名度が上昇し、今では「2日間のメロンパン総販売数のギネス記録」等も持つほどに成長。

ちなみに、販売元の「ハイウェイロイヤル」は、ロイヤルホスト等を手掛ける「ロイヤルホールディングス」傘下のグループ会社。全国で「社食」等も手掛けていて、社食でメロンパンが出される事もあったそう。（その時は、争奪戦に。）

そんな知名度の高いメロンパンですが、ポルトガル店内で見てみると、なんだか色々な種類があって「1種類じゃないの？」となってしまいます。

特に代表的なのが「海老名メロンパン」「プレミアムメロンパン」「北海道メロンパン」等です。簡単にそぞれの特徴を紹介するとこんな感じ↓

• 海老名メロンパン（270円/クリームなし）：「海老名はメロンパン」を有名にした原点がこちら。サイズ大きめ、表面はクッキー生地に覆われる。中は鮮やかな緑色で本物のメロン果汁を使用していて、ふかふかなメロン風味。
• プレミアムメロンパン（300円/クリーム有り）：オレンジ色。原材料に富良野の完熟メロン果汁＆北海道ミルクの練乳を使用。クッキー生地が通常よりかなり分厚くザクザクしている。メロン風味も味も強め。
• 北海道メロンパン（240円/クリームアリ）  北海道産メロンクリームを入れたしっとり食感。サイズはコンパクト。見た目はメロンパンぽくなくツルンとしてる。中はオレンジ色でメロンクリーム入り。

店舗的におすすめなのは、上で紹介した順番どおりとなっているのですが… 実際に食べて美味しい！と思えるおすすめ品は2番目の「プレミアムメロンパン」のみです。

有名所の「海老名メロンパン」ですが、あまりにも知名度が先行しすぎているのか、食べた人の意見としては「普通のメロンパンだった」「街のパン屋の方が美味しい」「わざわざ買いに行くほどのものでも…」という意見がやや多め。

海老名に来た記念品的に、また話のネタに買うのは有りだと思いますが、味に期待してしまうと肩透かしをくらう結果になりそうです。

一方で「プレミアムメロンパン」に関しては、メロンパンそのものとして美味しい！の評価が多数。メロンパンに欠かせないクッキー生地の部分が、しっかり肉厚でザクザクしてて満足度が高いこと。また中のクリームも、びっくりするほど上品なメロンの風味を感じ、「一口目の驚き」がある事などが高評価に繋がっているようでした。

個人的には、海老名を有名したメロンパンという事で、味にはあまり期待せず記念用に「海老名メロンパン」を1個。逆に、美味しいと評判の味に期待して「プレミアムメロンパン」を1個、それぞれ買うと思います。

小田原吉匠の「あじの唐揚げ 各種」

海老名では東京みやげを中心に、びっくりするほどの量のお土産品が揃っていますが、「ここならでは」なお土産として、おすすめしたいのが小田原吉匠さんの「あじの唐揚げ」です。

小田原吉匠さんは、海老名SAで古くから出店しているお店。

以前は「小田原揚げ」という練り物を、ひっそりと店頭販売しているのみでしたが、「新商品として、地元小田原の新鮮な鯵を使って何か作りたい！美味しい鯵を広めたい！」という思いがきっかけで開発されたのが鯵の唐揚げとのこと。

（補足：小田原市を代表するのが春の魚が鯵。通常の回遊性とは違った、岩礁地帯に居着く「根付きのアジ」と言われ、餌をたっぷり食べて育った身が大きく育ち旨味も強いのが特徴。「キアジ」とも呼ばれる）

販売当初はさほど知名度は高くなかったものの、バスガイドさんやトラックの運転手さんの「この鯵の唐揚げが美味しい！」という口コミがきっかけで、じわじわと人気が上昇していったのだそうです。

メロンパンもバスガイドさん口コミきっかけでしたが、バスガイドさんの影響力…やたら強めですね。

小田原吉匠さんの鯵の唐揚げは、ただ丸ごと揚げているだけではなくて、色々な味付きになっているのが特徴。、海老名SA以外でも関東近郊のサービスエリアでも販売されていますが、店舗によって味の種類が異なっていて本店と変わらない種類の味を選べるのは海老名SAのみとなっています。

塩、醤油、ペペロンチーノ、カレー、マヨネーズ、バター醤油、柚子胡椒、梅風味など、選べる種類が他店に比べてかなり豊富です。（どれでも1個200円というのも嬉しい）

出来たてのサクサクを食べ歩きで頬張りつつ、お土産用にまとめて何本か買って買える人も多いそうですよ。

注目スポット

上り線はほぼ巨大な建物がサービスエリア全体を占めていて、ちょっとした広場さえもありませんでしたが、下り線は少しだけ建物以外のスペースに余裕がある様子。

ドッグランはありませんが、ワンちゃんと散歩できる散歩道が少しだけあります↓

本当にわずかなスペースなのですが、上り線のようにまったく何もないよりはましなのかも。

ただ、夏場になると雑草が映えっぱなしになっていて、そこまで頻繁に手入れはされていません。（ワンちゃんが、ダニを連れてきてしまいそうな感じ。）

散歩やワンちゃんとの運動目的なら、海老名は無理に使わずに、東名下り線の次の大型サービスエリア「EXPASA足柄」に向かう方がおすすめ。

人工芝でキレイに整備されつつ、恐らく東名で唯一の小型犬と大型犬（全犬種用）に分かれている「希少なドッグラン」があります。

▶関連：足柄サービスエリア（上り下り）おすすめグルメ＆お土産

その他の施設としては、EV急速充電スタンドが3台設置（上り線と同じく東名高速内では最大規模）。

またぷらっとパークが設置されているので、一般道路側からもサービスエリアを利用できますが、一般道路側の駐車台数は13台のみ。

一方、上り線は駐車場が第1から第3に分けられており、台数も90台近く停めれるようになっているので、ぷらっとパークの規模的には上り線の方がかなり広めです。