富士川サービスエリア（上り下り）おすすめグルメ＆お土産

東名高速道路「富士川サービスエリア」の、ここならではの美味しいグルメ、お土産、おすすめスポット等の情報を、上り線＆下り線それぞれに分けて紹介していきます。

 

富士川サービスエリア上り線（東京IC方面）

おすすめグルメ

EXPASA富士川には、サービスエリア内に飲食店がある他、近くに隣接している道の駅「富士川楽座」も普通に利用する事ができ、2つの施設をあわせるとかなり膨大な数の飲食店が揃っています。

ここでは、主に「EXPASA富士川」側で食べれるおすすめグルメを紹介↓

日近商店

まずおすすめするのが「日近商店」さん。EXPASA富士川から車で15分ほど行った所にある由比漁港は、全国的にも有名な桜えび漁やしらす漁が盛んな所。富士川、安部川、大井川と3つもの大きな河川が流れ込む駿河湾は、良質な「桜えび」や「しらす」を豊富に獲ることができます。

日近商店は、そんな由比漁港から新鮮な魚を直送し提供しているお店。

中でもおすすめなのが、由比が誇る2大 名産品、桜えびとしらすを一気に味わえる「紅白丼」です。有名漁港からほど近い場所にあるサービスエリアだからこそ食べれる必食グルメと言えそう。

ちなみに、EXPASA富士川に隣接する道の駅 「富士川楽座」内のレストラン「駿河路（スルガジ）」では、「桜えびのかき揚げ」「桜えびのペペロンチーノ」「桜えびと釜揚げしらすのピザ」などなど、桜えびを使った各種料理が豊富に揃っています。

（「富士川楽座」側にも、フードコートがある。）

富士山の展望も美しくゆっくり座って食事できるので、落ち着いた雰囲気で食事したい時にはこちらもおすすめ。

天丼てんや

「天丼てんや」と言えば、街中でも見かけるチェーン店舗ですが、富士川SAに出店しているこちらのお店では、実はサービスエリア限定のメニューがあります。

EXPASA富士川オリジナルの「富士川天丼」の他、丼の真ん中に地元朝霧高原の卵をのせて、特大サイズの海老でぐるりと囲み富士山を表現した「海老の富士山天丼」を用意。

高いものでも1,200円程度と、安心の「てんや」価格で、コスパが良くて美味しいものを食べたい時にもぴったりです。

おすすめお土産

EXPASA富士川では、静岡周辺のお土産品はもちろん、富士山関係のお土産品が勢揃いしていますが、逆になかなか「ここならでは」のものは少なく、何か1つに絞ってのおすすめ土産を紹介するのは難しいところです。（何でもあるけど、際立ってコレ！は少ない）

そんな中、富士川SAはアニメ「ゆるキャン」とコラボする事が多く、展示物だったりお土産品を置いたりしてアピールしています。（ゆるキャンのモデル地が、山梨、静岡、長野周辺のキャンプ地が多い事が影響）

ゆるキャングッズもお土産品にはなるのですが… せっかくであれば、もう1歩踏み込んだものを購入したいところ…

そんな時におすすめのお土産が「みのぶまんじゅう」↓

みのぶまんじゅうは、漢字で「身延饅頭」と書き、実際にゆるキャンのアニメ内でも登場したお菓子です。

朝から、みのぶまんじゅう😊#ゆるキャン pic.twitter.com/p92EtKF21c

— シュタイン@ｴﾎﾞｼﾗｲﾝ (@keinstein2011) February 26, 2022

こちら、山梨県身延町で作られている郷土料理のひとつで、小麦粉に味噌を練り込んだ作った皮で、たっぷりのこしあんを包み蒸して作ります。味噌の風味とあんこが組み合わさった、なんとも言えない素朴な味わいが魅力。

そんな、みのぶまんじゅうはEXPASA富士川横の「 富士川楽座」のお土産品コーナー内にて販売。 「ゆるキャンで出てきたお饅頭」という事で、普通に富士山土産を買うより話のネタにもなりそうな感じで、おすすめできます。

注目スポット

EXPASA富士川は、全国的に見ても「遊べるスポット」「楽しめる場所」がかなり多い珍しいサービスエリアです。

フジスカイビュー

サービスエリアに進入する時からよく見えるEXPASA富士川のシンボル的存在なのが大観覧車「フジスカイビュー」です。

もともと富士山のよく見えるサービスエリアとして有名ですが、観覧車で上空から眺める富士山はさらに迫力のあるものに。

フジスカイビューはただの観覧車ではなく、サービスエリアの観覧車らしく観光情報も提供するという役割を持っています。全ゴンドラに「観覧車ナビ」と呼ばれるタブレットを設置。観覧車から見える周辺施設をタッチすると、詳しい観光情報を教えてくれる仕組みにもなっています。

また全部で8台 両サイドはもちろん、足元まで透明になっている「シースルーゴンドラ」も用意。特に特別料金などはなく、受付の係員さんに声をかけるだけで通常料金で利用可能。

さらに珍しいのが1台のみにはなりますが「ペットゴンドラ」を設置しており、ワンちゃんと一緒に観覧車に乗れる店も魅力です。

…少し話は逸れますが、EXPASA富士川から1時間ほどで行ける、富士急ハイランドの観覧車もペットと一緒に乗るのがOKだったりします。富士山周辺施設は、ペット連れに優しい所が多いのかも？

ドッグラン

そのまま「ワンちゃん繋がり」で施設を紹介すると、EXPASA富士川はドッグランも併設しています。

規模はそこまで大きくないものの、人工芝でかなり清潔感のあるドッグランになっています。

東名高速ではサービスエリアやパーキングエリアにいくつかドッグランを備える場所がありますが、どこも砂利道だったり、所々雑草が生えてるような箇所が多いので、ここまでキレイな所は唯一と言えるかも。（大型犬、小型犬のスペースが分かれてさえすれば、より完璧でしたね。）

ちなみに、先程紹介した観覧車をペットと乗る場合。なにせ乗れるゴンドラが1台だけなので、場合によっては1時間ほどの待ち時間が発生する事もあるそう。

その場合、整理券をもらって時間待ちをするのですが、その間潰しに、このドッグランを活用する人も多い様子でした。

プラネタリウム

隣接する道の駅「富士川楽座」内には、なんとプラネタリウムがあります。

そこまで希望は大きくないものの、上映時間20分程度とドライブの休憩がてら ちょっと見に行くのにちょうどいい感じ。 また、平日はガラガラ… との情報も多いので、貸し切り的にプラネタリウムを見れる穴場なスポットでもあります。

その他の施設

他のサービスエリアにはない施設として、アパレルショップが２店あります。SAで洋服を販売している所は少なくかなりレアな施設。

また、広めのサービスエリアによくある、長距離ドライバーさん向けのコインシャワーや、コインランドリーなどの施設に関しては逆に一切ありません。そもそもトラックの駐車場がかなり少なく、一般車両の観光向けに特化しているサービスエリアと言えそうです。

周辺情報としては、ぷらっとパークが併設されていて般道路からの利用可能。駐車台数も70台近く停めれるようになっており、他のSA/PAのぷらっとパークよりも圧倒的に規模が大きめ（駐車台数多め）。

…さらに、道の駅「富士川楽座」でも、当然、一般道路利用車の駐車場があるので、停めれる台数はもっと多いです。

EXPASA富士川ではスマートICも設置されています。サービスエリアから入ってすぐの場所にスマートIC出口があるため、サービスエリアの駐車場に停めた後で、スマートIC出口の利用はできません。

スマートIC出口から一般道路に出る時、右折して数百メートル先に進むだけですぐにぷらっとパークの駐車場が右手に見えてきます。（観覧車の真下辺り）

ですので、「後で一般道に出たいけど、EXPASA富士川も利用したい！」という場合は、素直に最初からスマートIC出口から出てしまってOK。 万が一、ぷらっとパークを見逃したとしても、その先を右折すれば今度は道の駅の駐車場もあります。

スマートIC入り口から入る場合。 富士川SAの出口付近で合流するため、こちらも同様にサービスエリアは一切利用できません。 利用したい場合は、先に一般道路側のぷらっとパークの駐車場や道の駅側の駐車場に停めてから利用、用事が済んだ後でスマートICに入るようにします。

富士川スマートICの入り口は、上り線と下り線が共通の場所にあり途中から分岐するようになっています。上り線のEXPASA富士川はいずれにせよ進入後の利用は不可ですが、下り線であれば、まず富士川SAの駐車場手前に合流するルートになっているので利用可能です

 

富士川サービスエリア下り線（名古屋/小牧IC方面）

おすすめグルメ

上り線のEXPASA富士川のように色々な飲食店が充実しているのと比べると、下り線の富士川SAはどちらかというとコンパクトに収まっています。 ある意味、一般的なサイズ感のサービスエリアといった感じ。

そういった意味で、飲食店の選択肢は上り線ほど多くなく、シンプルに選びやすくはあります。少し、当たりハズレがあるようなので、その辺りも合わせておすすめ店舗を紹介します。

のっけ家

「のっけ家」さんの本店は静岡駅前にあります。こちら、「海鮮丼専門」で営業されていて、リーズナブルなのに鮮度抜群で美味しい！という、海鮮丼に求める理想を叶えてくれるお店。特にランチがお得で、多くの人が訪れる静岡駅周辺の人気店となっています。

水産加工卸会社直営でお店をやっているため、良い魚を安く仕入れるのが得意とのこと。そんな魚のプロのお店が「富士川SA下り」に出店しています。

富士川SA限定メニューの「紅富士サーモン丼」は、富士山の湧き水を使い、通常より長く飼育する特大サイズのブランドニジマス「紅富士（あかふじ）」で作る海鮮丼。

お店のおすすめ品にもなってはいますが…、 丼ぶりの中身は「紅富士」1種類のみなので、人によっては最後あたりはちょっと飽きてきてしまうかも。「色々な味を楽しめる」という海鮮丼ならではの魅力が少し薄れます。

そこでおすすめなのがこちらのメニュー↓

「ねぎとろ駿河丼」です。（こちらもSA限定品）

真ん中にドーンと温玉をのせ、その周りに 「桜えび」や「しらす」をたっぷり散りばめ、さらにネギトロまで加えています。

「EXPASA富士川（上り）」でも紹介したとおり、桜えび や しらすは地元漁港の名産品です。「漁港から直送されてる」という、この土地ならではのメリットもあり、色々な味も一気に楽しめるという点で、「ねぎとろ駿河丼」がおすすめ！というわけ。

「のっけ家」さんは、静岡で有名な海鮮丼屋さんで、地元民からも「お！のっけがあるやん！」という感じに、ファンも多いお店でしたが…

富士川サービスエリアにもう1店 出店しているお店「麺処 田ぶし」さんも、実は、東静岡で有名なラーメン専門店。主に魚介系のつけ麺が人気で本店の口コミ評価は高めです。

「のっけ家」さんは本店と比べると、どうしてもサービスエリア分の金額がプラスされてるようで、本店ほどのコスパの良さは感じにくいというマイナス面はありつつも… 「鮮度がすごい！」「やはり、のっけは旨い！」と、味の評価は遜色ない声が多数だったのでオススメグルメとして紹介できました。

ただ「田ぶし」さんの方は、本店と比べた時の味のクオリティにやや問題がある様子。 何も知らずに食べた人からは「美味しい」のコメントはあるものの、もともとの「田ぶし」を知ってる人からすると、「何か、ちょっと味が違う」と感じる意見多めでした。

ラーメン専門店がサービスエリアに出店している例としては、同じ東名高速の「牧之原SA（上り）」に出店している「麺屋 燕」さんが有名。こちらも本店では行列のできる人気店にも関わらず、サービスエリアの方でも「本店と同じ味で美味しい！」との評価が多数あります。

▶関連：牧之原サービスエリア（上り下り）おすすめグルメ＆お土産

…なので、ラーメン専門店はサービスエリアでは難しいという事でもなさそうなので、「田ぶし」さんもやり方 次第ではもっと評価が上げれそうに思えるのですが…  今後に期待！なお店です。

富士山ソフト

さて、次に食べ歩きグルメの中から、ここならではの名物ソフトクリームを紹介。もう、これは見たまんまです↓

「富士山ソフト」という、ひねりもなんにもない、潔い名前のソフトクリーム。

後ほど紹介しますが、富士川SA下り線は、最も富士山がキレイに見えるサービスエリアとしても有名。

「絶景の富士山と一緒に撮影してね！」という感じに見た目重視なソフトに見えるのですが… 、意外にも、実際の味の評価も高く、ただの「映えソフト」ではない様子。

青い部分はソーダ味になっていて、バニラの濃厚さとソーダのさっぱり感がちょうど良く、ドライブで疲れた体をいい感じに癒やしてくれるそうですよ。

おすすめお土産

上り線と同じく、下り線でも富士山にちなんだお土産品が豊富。規模的には下り線の方が小さめなので、あまりウロウロしたくない人のとっては、これぐらいコンパクトにまとめっている方が見やすいのかも。

色々なお菓子系のお土産があるなか、地元のB級グルメとして有名な「富士宮やきそば」などの食事系お土産も販売。「富士宮やきそばセット」のような形で、土産ものとしてパッケージングされていて、家に帰った後で本格的な富士宮焼きそばを楽しんだりできます。

少しエッジの効いた、インパクト重視のお土産品がこちら↓

写真だと、まったくそう見えないのですが、これの正体はカレーパン。その名も「青い富士山カレーパン」です。

「富士山プロダクト」と呼ばれる、富士山や山梨に関連する商品を企画販売している所のおすすめ品。他にも「青い富士山ビール」「青い富士山カレー」などの、青にこだわった商品が多いのが特徴です。

「青い富士山カレーパン」は、ただ表面が青いだけでなく、中身のカレーまで綺麗なブルーカラー。 山頂の白い雪の部分はココナッツフレークで再現しているそう。

見た目はすごいですが、 トッピングに使っているココナッツをルーにも使用しバランスが崩れないよう調整したり…

パンとルーの相性がより良くなるよう（カレーライスっぽくなるよう）、生地に米粉を入れて作っていたりと… ちゃんと美味しくなるように作られています。

賞味期限も製造から3日間あるので、インパクト抜群な富士山土産としていかがでしょうか？

注目スポット

「富士川サービスエリア下り線」の一番の注目スポットは、何よりその展望の良さ。「最も富士山が綺麗に見えるサービスエリア」と言われる事もあるほど、かなり綺麗に富士山がよく見えます。

上り線の「EXPASA富士川」でも富士山は見えますが、下り線より施設が充実している分、視界を遮る建物も多め。意外にすっきり富士山が見える場所は少なく、観覧車に乗るしかありません。（そのための観覧車なのかもですが。）

下り線はどこからでも富士山を見やすくなっていますが、特に人気のビュースポットがスターバックス横付近のエリア↓

独立した店舗のスターバックス横には、いくつかのテラス席も設けられていて、こちらのスタバも「日本一景色が良いスタバ」等と言われる事もあるそうです。

また、このスタバからさらに奥に進むと、ちょっとした遊歩道が整備されていて、富士山を眺めながら軽く散歩もできるようになっていて、長距離ドライブ中の良い気分転換になりそう。

遊歩道をさらに奥に進むと、一般道へ繋がる下りの歩行者専用階段が設置。ここから下りて徒歩5分ほど歩くと、EXPASA富士川横にある「富士川楽座」に到着します。

富士川SAは、施設面では下り線よりも上り線のEXPASA側の方が充実しているので、色々見てみたい人はこの徒歩ルートで上り線側に移動してみても良いかもしれません。

その他、下り線の施設としてはEV急速充電スタンドが1台。ぷらっとパークも設置されていますが、こちらは上り線のように分かりやすい場所にはなく、かなり裏口な感じで駐車スペースも5台だけと狭いです。

徒歩で一般道側に出れますが、もし、上り線側に徒歩で行きたい時には先程紹介したルートで。ぷらっとパーク側から出ると、かなりの遠回りになってしまいます。

また、上り線と同じく富士川SAはスマートICが設置されていて、車に乗っての一般道と高速の行き来ができます。

スマートIC入り口は上り線と共通の入り口となっていて途中から分岐。下り線方面は、いったん富士川SAの駐車場入口付近に抜けるようになっているので、スマートIC入り口から「富士川SA下り」の利用ができます。

またスマートIC出口に関しても、富士川SAの出口付近に設置されているので、サービスエリアを利用した後でスマートICから一般道に抜ける事も可能です。