多賀サービスエリア（上り下り）おすすめグルメ＆お土産情報

名神高速道路にある「多賀サービスエリア（EXPASA多賀）」。上り下り線別で、おすすめのお土産やグルメをまとめました。ドライブや旅行の参考にどうぞ！

 

多賀SA 上り線（名古屋/小牧IC方面）

おすすめグルメ

サービスエリアの規模的に見ると下り線（EXPASA 多賀）と比べて少し小さめ、他のサービスエリアと比べるとやや大きめというサイズ感。

食事処は大きく分けると２箇所で、レストラン側は「いきなりステーキ」、フードコート側は「天の伊吹」「湖菜キッチンDON丼」「近江ラーメン六角」と３つの店舗に分かれている形。丼ぶりもの、ラーメン、うどん、カレーとカテゴリーごとにお店の名前が違うだけで、同じ食券売り場で買うことができます。

いきなりステーキは、街中で食べるものと変わらないクオリティ。多賀と言えばフードコート等で食べれる近江牛が有名ですが、値段と味の安定感で選ぶなら、無理に近江牛を選ばずとも「いきなりステーキ」で良さそう。

分類的にはレストランとありますが、カット場やレジで注文しブザーを貰ったら席で待ち、ブザーがなったら取りに行くというフードコートスタイルで、席までの接客サービス等はないので注意が必要。

街中のいきなりステーキと比べると、ファミレスのようなゆっくり吸われるボックスシートの席もあり、その点はレストラン的と言っても良いかも。

…続いて、フードコート内のお店について。

おおまかに分けると、丼＆定食＆カレーの「キッチンDON丼」、うどんとそばの「天の伊吹」、ラーメンの「近江ラーメン 六角」の３店舗に分かれています。

それぞれのお店の簡単な評判は次のような感じ↓

キッチンDON丼	近江牛や近江鶏を使ったメニューが食べれる。値段はそこそこ高いがそれなりに美味しいものが多め。
天の伊吹	無難に美味しいが、やはり値段は高め。うどんの出汁が関西風なのはこのSAまで!？
近江ラーメン 六角	横綱のラーメンっぽい味？ サービスエリアにしては美味しいが、劇的に美味しいわけではない。スープは美味しいが麺は普通。

地元グルメを求めてなのか、やはり近江牛を使ったメニューに集中しがちな様子。ただ、値段帯やボリュームにお得感はないので「高いけど美味しい」というタイプ。

他のフードコート飯についても、特に際立っておすすめできるものは正直ありませんでした。どこも、無難に美味しい、普通に美味しいといったもの。

滋賀名物の「近江ちゃんぽん」が食べれる、ちゃんぽん亭など、ご当地グルメをはじめ、そもそも飲食店の規模も下り線の方が充実しているので、どうしても美味しいものや珍しいものが食べたいなら下り線側に行く方が良いかもしれません。

上り線＆下り線は歩道橋で繋がっていて、歩いて移動が可能です。

おすすめお土産

多賀サービスエリアで選びたい定番お土産は、まるで飴細工のような可愛らしい見た目が特徴の「糸切餅」です。

糸切餅は「お多賀さん」の相性で知られる多賀大社の名物お土産。（多賀大社は近江のパワースポットとして人気の場所でもあり、日本で最初に夫婦になった神様が祀られていることから縁結びの神様として知られます。）

近江米を使ったお餅に青とピンクの３本ラインが入ってるのが特徴で、少し塩気の効いた餡を包み込んでいます。この餡入りのお餅を、まさに飴細工の要領で細長く伸ばした後、を三味線の糸を使って切って作るため「糸切餅」と呼ばれています。

米100％なので日持ちもせず、かなり柔らめなので持ち運びにも注意が必要ですが、その触感の滑らかさと優しい味わいにファンが多い逸品です。

注目スポット

サービスエリアの建物から少し離れた場所に、ドッグランがあります。ドッグラン用の設備としては、水飲み場と排泄物用のゴミ箱があるだけで、足を洗うシャワーなどはなし。

ちょっと細長い形のドッグランで、どちらかという狭いタイプ。 地面は砂利タイプで、定期的に清掃が入るなどの整備されている様子もあまりなく、正直あまり評判は良くないドッグランです。ここを目的地に行くのではなく、ちょっとワンちゃんを休憩させる程度で利用する分には良さそう。

その他、設備としては ぷらっとパークが設置されていて、一般道路からの徒歩でサービスエリアを利用する事が可能。 駐車場台数は３台のみなので、ぷらっとパークの規模的には小さめです。

 

多賀SA下り線/EXPASA 多賀（兵庫県/西宮IC方面）

おすすめグルメ

上り線はそこそこの広さがあるサービスエリアだったのに対し、下り線側は名神高速最大規模といっても良い超巨大サービスエリアで、北館、中央館、南館の３つの建物に分かれています。

それぞれの建物に入ってるお店を見てみると、おおよそこんな感じ。

それぞれの建物別におすすめグルメを紹介していきます↓

多賀SA北館のおすすめグルメ

トイレやコインシャワーなどの施設はあるものの、ほぼ全部が「餃子の王将」の建物という感じの北館。

餃子の王将がある店舗としては、多賀SAと同じ名神下り線沿いにある「大津SA下り線」にもフードコート内にありますが、あちらはサービスエリア内のフードコートに合わせてなのか、ちょっと味が落ちてしまったりしてますが…

多賀SA店は、建物ほぼ全部が王将という事もあり設備もちゃんと整っているためか、街中にある王将と変わらないクオリティの安くて美味しい中華が食べれます。

多賀SA中央館のおすすめグルメ その①

建物の半分がフードコート、もう半分がお土産品売り場。壁際がテイクアウト系のショップという感じの中央館は、多賀SAの本館とも言うべきメインの建物。

店舗数も膨大で、スタバ、ロッテリア、伝説のすた丼などのチェーン店舗の他、関西＆中部エリアを代表するサービスエリアということもあり、各県の有名所の専門店も出店しています。

大阪からはたこ焼きが名物の道頓堀くくる（多賀に合わせて 地元特産の赤こんにゃく使用のたこ焼きも販売）。名古屋からは天むすで有名な「地雷也」。

京都からは、祇園に本店を構える老舗菓子屋「仁々木」プロデュースのご飯やさん「きっちんににぎ」が出店。 きっちんににぎでは、近江牛を使ったコロッケの他、ちょっとつまめる系のメニューが充実していて、執筆現時点で 日本を代表するサービスエリアである海老名SAの他、名古屋の岡崎SA、そしてここ多賀SAの３箇所だけしか出店していません。

そんな中、多賀周辺地域のご当地グルメを食べたい！という時におすすめなのが、滋賀県民のソウルフード「近江ちゃんぽん」を食べることができる「ちゃんぽん亭総本家」さんです↓

とんこつベースではなく、京風出汁ベースのあっさりとした味わいのちゃんぽんで、野菜を炒めるのではなく じっくりと煮込んで作る和風ベースのちゃんぽんで、たっぷりの野菜の旨味が凝縮されているのが特徴。

ラーメン系の専門店がサービスエリアに出店すると、「本店とは味が違う」「街中でいつも食べてる味じゃない！」なんて事がありがちですが、「ちゃんぽん亭総本家」の場合はそんな事もなく、滋賀周辺で食べる本場の味とまったく同じものを食べれる点も高評価ポイント。

実際、多賀SA下りに寄ったら必ずコレを食べるというリピーターさんも多いです。

ちなみに、人気１位は定番の「近江ちゃんぽん」ですが、たっぷりの豚肉が入ったあっさりスープの「豚そば」もおすすめ。

多賀SA中央館のおすすめグルメ その②

食べ歩きグルメとして、絶対に食べたいおすすめスィーツが、ジェラートショップ「Gelateria Azzurro（ジェラートアズーロ）」さんが作る絶品ジェラート。

こちらの本店は、多賀SAから車で15分ほど琵琶湖方面に進んだサービスエリアからもほど近い、彦根市内にあるのですが…実は、全国的にも有名な知る人ぞ知る「ジェラートの聖地」的なお店でもあります。

というのも、お店をプロデュースしている柴野大造さんは、世界最大のジェラート大会で、日本人で初めて優勝、さらに、アジア人初の「世界ジェラート大使」にも任命された超すごいお方。

世界大会で優勝した本格的なジェラートを食べれるとあって、連日多くの人が訪れる人気店となっています。

そんなお店が、多賀SAに高速道路として初出店。そもそも「Gelateria Azzurro」さん自体が、滋賀県に2店舗しかないお店のため、店舗の数的にもなかなか行けないレアなお店の味を、多賀SAで気軽に楽しめるというわけ。

「Gelateria Azzurro」でジェラートを注文する時に外せないものが、世界大会で優勝時に作ったという「パイン・セロリ・リンゴのソルベ」です。イタリア人があまり得意ではないとされるセロリをあえて使い、しかも優勝までしてしまったという伝説のジェラート。しっかりとセロリの香りは広がりつつも、爽やかな味わいに仕上げられています。

また、滋賀県の地元の食材で作られた意欲的なジェラートも提供していて、「近江米」から作ったお米のジェラート「みずかがみ」や、鮒寿司のジェラート等の超ユニークなものまであり、定番でいくか変わり種でいくか迷わせてくれます。

多賀SA南館のおすすめグルメ

南館には、以前「レストラン多賀亭」という近江牛を扱うレストランがあったのですが、残念ながらこちらのお店は閉店。 その代わりに吉野家が出店しています。

一番の特徴が、多賀SA限定メニューがあるという事↓

高速道路店舗として初めてという「温野菜を乗せた牛丼」や、数量限定の「大判豚肩ロース焼き丼」 、また唐揚げ定食等のメニューもあって、普通の吉野家の内容とは違った形です。（もちろん、定番の牛丼も有り。）

「他の店舗では食べれないものがある」という部分に魅力を感じるなら、あえて吉野家を選んでみても良いかも。

もともと、レストランとして使っていた場所の居抜き店舗なので、普通の吉野家に比べてかなり広々＆ゆったりとした席で食事できるのもおすすめポイントです。

（ ※通常店舗ではカウンター型サービスが中心。そのため、ここのようなテーブルサービスのオペレーションがちゃんと確立されてないのか、オーダーを取りに来ない等「接客面は微妙」という声もあり、その点は注意が必要そう。）

おすすめお土産

EXPASA多賀で買うことができるお土産品も、その規模に見合っていてかなり豊富。 地元 滋賀のお土産ではなくて、近畿圏全般のお土産から、名古屋、岐阜、福井県あたりまでのお土産品まで揃っています。

おすすめ お土産その①

多賀周辺の彦根市で話題の名物品が「イイプリン」です。彦根キャッスル リゾート&スパに併設しているお店で、多賀で育ったあかたまご、伊吹牛乳など地産の食材を原料に作ったやや固めのプリン。

ノーマルタイプのプレーンの他、琵琶湖をイメージして食ったというバタフライピー原料の青色ジュレをのせた「ビワコブルー」、滋賀県の日本最古のお茶『朝宮茶』で作った「あさみや抹茶」など、味も見た目もこだわったプリンも販売されています。

おすすめ お土産その②

お手頃価格の、この土地ならではのお土産品にこだわるなら、上り線でも紹介した「糸切餅」が下り線でも買うことができる他、滋賀県を代表するご当地グルメのひとつ「サラダパン」もおすすめ。

滋賀県長浜にある「つるやパン」の名物パンで、たくあんをマヨネーズで和えたシンプルな味付けながら、シャキシャキとした食感とマイルドな塩気＆柔らかなパンの絶妙な組み合わせが特徴です。

注目スポット

レストイン多賀（宿泊施設）

下り線のEXPASA多賀下り線で最も特長的なスポットと言えば、ホテル＆大浴場のレストイン多賀でしょう。

https://www.greens.co.jp/taga/spa/

全国的にも珍しいサービスエリア内の宿泊施設で、運営は主に三重県を中心に展開するグリーンホテルグループによるもの。

ホテルの雰囲気は、やや安めのビジネスホテルといった感じ。壁もそこまで分厚くなく、場合によっては隣の声や足音も聞こえてしまうようですが、部屋自体は清潔に保たれていて高評価な口コミも多めです。

またレストイン多賀では、ホテル内に大浴場も完備。ただ、大浴場とはいってもあくまでもサービスエリア内での大浴場なので、そこまで広さはありません↓

男湯の場合だと、こんな感じに内湯＆水風呂+サウナがあるのみでかなりシンプルな作り。（露天風呂などもなし）

金額は、1時間利用で大人550円、子供が250円。6時間利用の場合、横になれる休憩室も使えて大人850円、子供400円となっています。貸しタオル等は別途料金が必要。

また、サウナを利用する場合は16時〜24時までと、お風呂の営業時間12時〜翌10時までよりも短くなっているので要注意です。

STRICT-G（ガンダムのコンセプトショップ）

サービスエリアでは新東名高速の静岡SA下り線限定だったガンダムのコンセプトショップ「STRICT-G」が南館の吉野家横にオープン！

こちら関西初出店との事で、ガンダムデザインなお洒落な洋服を中心に各種雑貨や多賀店限定アイテム等も販売しています。

南館は奥側にあるためついつい見逃してしまいがちなので、ガンダム好きな人はこの場所にある事を忘れずに。

また、STRICT-Gの出店に合わせてなのか、お土産品コーナーでも各種プラモデルが販売されるようになっています。